タヒチ旅行ボラボラ島 ダイビング(日本人スタッフのいるネモワールドで)
タヒチ イラスト

タヒチ・ボラボラ島ダイビング 旅行(ハネムーン)

ボラボラは神々が創造した「世界一美しいラグー ンに囲まれた完璧の島」と言われ、世界中のセレブ・カップルやハネムーナーに大人気。完璧主義の神々は、海の中もちゃんと素敵な海を創ってくれていました。日本人のダイビングインストラクターがボラボラ島の魅力いっぱいの海を紹介してくれます。

ボラ便り  ボラボラ島から旬なダイビング情報

 限りなく透明な海は、青のグラデーションに輝き、海に浮かんで漂っているだけで、ここに居る幸せを感じます。そしてボラボラの海は、人々の心を次第に優しくしていきます。
ボラボラは海の中も地上と同じように、汚れのないパワーに満ちあふれています。

ネモワールド 日本人スタッフ”ひろこ”さんからの旬なボラボラ島ダイビング情報です。

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ボラ便り vol.11  2008年 10月23日

気がつけば、ハイシーズンが終わってしまいました。クジラの季節が終わってしまいました。

 クジラとの感動的な出逢いをご報告してからもう一年がたちました。 今年は去年に比べると、目撃回数は少なかったのですが、一回一回の内容が濃かったです。
去年のように1時間も3頭のクジラを過ごすことはありませんでしたが、やはり親子が浅瀬で休んでいるところを15分ほど覗かせてもらいました。 通常子供が一緒だと母親は警戒していて、子供を隠すように泳いだりするのですが、このときはどうもお疲れの様子で、子供をほったらかしで、 底でお休みになっていました。ほおっておかれた子供は、息継ぎを頻繁にしなければならないので、ちょくちょく水面まで上がってきては、 好奇心もあって、こちらの様子を見にきたりするのです。体のわりにつぶらな瞳をこちらに向けて、浮いたり沈んだり、回転したり、ヒレを動かしたり、 水の中をそれは気持ちよさそうに、楽しそうに、のびのびと動き回ります。 しばらくして、母親のところに下りていって、ミルクをもらっていました。 授乳して目が覚めたのか、のっそりと動き始めると、そのまま一緒に泳ぎ去っていきました。
クジラバカで、ビデオマンのサイモンがすばらしい映像を撮っています。
 後日のこと、ボートのかなり前方に潮が上がったので、近づいてみましたが、深く潜ってしまったようでした。とりあえずボートのエンジンを切ると、 「みー、みー」 という声が。
「ん?子猫?いやいや、ここは外洋、海の真ん中。ん?」
クジラを見失ったと思ったのですが、そのときもまたボートに乗っていた、クジラバカで、ビデオマンのサイモンが、水に入っていきました。 入るやいなや、水面でなにやらわめきだしました。
「ま下!すぐ下にいる!」
大きなクジラが10mほどのそこで休んでいました。そしてなにごとかつぶやいているのです。
「ぼーーーーー(超低音)、みー・・・(超高音)」
猫の声と思ったのは実はクジラの声でした。
クジラ語を人間の言葉で書き表すことはできませんが、「ぼーーーーーー」というときには、こちらの体にどどどんと響いてきます。 「みー」はイルカの声をテレビなどで聞いたことあるでしょうか。あんな感じです。子猫の声です。 低音のほうは本当に体中、内臓まで、ぶぶぶぶっと振動します。ちょっとこわいくらいです。 彼は(勝手にオスだと思ってますが)どこのだれと話していたんでしょう。

 最後は10月も半ば、もうクジラも去ったかなと思ったつい昨日のことです。 ハピティというポイントで、安全停止をしているとき(水深5m)、私たちから10mほど離れたところを大きなクジラが通りかかりました。 ダイバーを見て、びっくりしてすばやく去っていきましたが、こっちがもう・・・・・涙がでるほどびっくりしました!

10月現在、ボラはいいお天気が続いています。水温も少し上がって26-27度です。


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ボラ便り vol.9  2008年 5月17日

イアオラナ。(タヒチ語の「こんにちは」です)

ここ1ヶ月は穏やかないい天気が続いてます。ボラは4月5月が一番いい季節です。たまに雨は降りますが、 何日も降り続くことはありません。水温は少し上がって28度です。

5月はタヒチのほうではサーファーが興奮する季節です。世界でも屈指のサーフィンの大会がタヒチイチの チョーポーで開かれます。つわものの波乗りたちが、世界チャンピオンでさえ難しいという、かなり命がけ の危険な波に挑戦します。サーフィンの発祥はなんとタヒチだそうです。この時期タヒチにいらっしゃる方は 是非見ていかれたらいかがでしょうか。アドレナリン噴出間違いなしです。

先日、かなり濃いトレッキングに参加してきました。ポリネシア唯一の政府公認ガイドによる自然と歴史を知る トレッキングです。ガイドはアズディンといい、ポリネシア人でも、フランス人でもなく、モロッコ人です。 彼はポリネシア人すら忘れてしまった彼らの歴史を 掘り出して、国内で発表しています。発掘作業的なことも、 ほぼ一人でやっています。彼によれば、ポリネシア人ですらそうだと信じている歴史は、実はヨーロッパ人によって、 作られたものであるとか。(これはどこでもそうですね。)

まずはポリネシア人がどこから来たのかから始まり、彼らの居住地域、生活方式、宗教などをその跡地を めぐりながら説明してくれます。またボラがポリネシア文化圏(ハワイ・イースター島・ニュージーランドから なる三角地帯)の中心だったといいます。現在海辺にのみ住むポリネシア人のもともとの生活圏は山の中で (今は"タブー(禁忌地)")、木の実など森の恵みでもって生きていたそうです。彼が強調していたのは、 いかにヨーロッパ人がもといた人々の生活を破壊し、洗脳し、その国をのっとったか、ということでした。 アメリカインディアンと同じような虐殺が行われ、かなりの人口が減少したといいいます。 (いわゆる細菌兵器ですね。病原菌を免疫のない原住民に広 めちゃった。全く・・・)

最後には王の墓と思われている巨大なバンヤンの木(菩提樹の一種)に行き着きました。この木は枝から根を 地面に向かって伸ばしつつ、同心円状、さらに横に広がっていくので、「歩く木」とも言われます。 樹齢千年以上というその木はさすがにどかりと周りを圧倒し、鬱蒼としつつも結構明るいそのあたり一面に、 なるほど、聖地かもしれない、と思わせる雰囲気を漂わせてました。

植物のほうも、野生のしょうが、唐辛子、ココのデザート、胡桃など、現地人もあるとは信じなかったもの、 また、女王のハイビスカス、時計の花、そのめしべの先を傷につけるとあとが残らずすぐ直るという花、 水の出る蔓など、いろいろ面白いものを紹介してくれました。

考古学的考証は正直ちょっと眉唾もので(ポリネシア人はタイから来た!など)、まあ、話半分に 聞いてましたが、アズディンの歴史に対する情熱、ポリネシア文化に対する愛情は本当にものすごかったです。 ランチも取らずにずーっとしゃべり続けてるんですから。(教 授のぐちも含め・・・)

あまり書くとアズディンの仕事がなくなっちゃうので、ココまでにしますが、また違ったボラボラが楽しめ、 ここがポリネシア人の国だと改めて認識させられました。

お勧めですが、ガイドは英語かフランス語のみです。










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ボラ便り vol.8  2008年 2月28日

みなさま、こんにちは。

ボラでは雨季がほとんど終わりに近づき、いい天気が続くようになりました。日差しが強く、水温もようやく 少し上がって、28度になりました。まったくの凪の日は、海が鏡のようで、天気がよい日は、ラグーンの 水面に青い空とオテマヌ山がきれいに映ります。

今回はボラで見られる私の好きな魚を紹介しましょう。

泳ぎ方が好き部門:

ナポレオンフィッシュ:ナポレオ ンはべラですから、べラはみんな同じ泳ぎ方をするのですが、ナポレオンは 大きいのでそれが際立ちます。正確になんと言うのでしょうか、胸鰭でしょうか、え らのすぐ横のヒレですが、 それを左右同時に前に向かって開き、また体に沿わせて閉じ、ピッコピッコと泳ぎます。これを正面から見ると とてもかわいい。以前 ムリムリにいたモモはダイバーを見つけては向こうからやってきました。ふと振り向くと モモがまっしぐらにこちらに向かってきます。そのとき真正面から見る ことになるので、この顔の横のピコピコが よく見えました。実際にはナポレオンを正面から見られることはめったにありませんが、もしチャンスがあれば正面か ら見てみてください。モモはいなくなりましたが、ときどき同じぐらい大きいのが別のポイントで見られます。 子ナポレオンならよく見かけます。

ゴマモンガラ:どうして彼らは傾いているのでしょう。体後方にあるほぼ同じ大きさの三角の背びれ腹ビレを 同時に左右に動かして泳ぎます。しかしどうも斜め状態です。ゴマモンガラにそっくりで体が薄緑で顔が 薄ピンクのモンガラがいますね。日本名を知りませんが。(Giant triggerfish)トプアにいるこれはモモの ようにダイバーを見つけてはあいさつに来ます。しかし巣作りをしているときは気をつけましょう。

フグ:ミゾレフグやネズミフグが よく体験ダイビングのポイントで見られます。やっぱり体が重いのでしょう、 よく珊瑚の上にぽてちんとのって休んでいます。とても小心者なので、近づくとう わーっと逃げていきます。 モンガラのように上下のひれを同時に左右に動かして泳ぎますが、モンガラと違って小さくて丸っこいヒレなので、 ヒラヒラパタパタ という感じ(?!)で泳ぎます。また同時にエラの横のやはり丸いヒレも、これは左右を前後反対に 動かします。前と後ろでパタパタするので、「そんなに必死 に逃げんでもー!」と思わず手を伸ばしてしまいます。

魚にも好奇心らしきものがあるのだなあ、というのが私が魚に興味を持ち始めたきっかけです。その前は魚図鑑すら 目に入れないくらい、海の生物が気持ち悪くて大嫌いでした。まさか海で仕事をすることになるとは、お釈迦様も びっくりです。

魚と目を合わせてみましょう。見ています。



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ボラ便り vol.7  2008年 1月09日

イアオラナ。(タヒチ語の「こんにちは」です)
明けましておめでとうございます。
昨年はいろいろとお世話になりありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始の数日は今年一ほどの忙しさになりました。日本人のお客様の中にもすでにいっぱいでご希望通り潜っていただけない方もいらっしゃって、大変申し訳ありませんでした。

 12月は雨が続き、気温も上がらず、ダイビングには寒かったのですが、ここ最近天気が落ち着き、ダイビング日和がつづいてありがたいことです。水温が浅いところだと28度にようやく上がりつつあります。

 以前回復したダイブサイト「アナウ」、かつての「マンタポイント」ではかなりの確率でマンタが見られています。透明度は決してよくはありませんが、マンタが見られるところというのはそういうものですね。

 先日は潜ってすぐに2枚のマンタと遭遇し、約40分のダイブ中ずっと一緒にいることができました。今日も一枚と遭遇し、20分ぐらいは同じところをぐるぐる 回ってくれました。しかも今日は途中大きなナポレオンが横切ったり、最後にはマダラトビエイも遠いながら2枚飛んでいき、なんともラッキーなダイブでし た。何回見てもつくづく優雅な生き物です。先日などはすぐ真上を手が届くぐらいの距離を旋回してくれたり、すぐ真横や足元などかなり近づいてきてくれまし た。マンタに近づくには動かないことです。じっとしていると向こうから寄ってきてくれます。よくカメラを持ったダイバーが突進していったり、まだ初心者の 方がばたばたしていたりしますが、そうするとまず去って行ってしまいます。マダラトビエイのときもそうですが、私たちはブリーフィングのときにに必ずお客 様に、マンタあるいはマダラトビエイに遭遇したら、そこにへばりついて静かにしているようにいいます。そうすればたいていかなりの近くを泳いでいってくれ ます。

 マンタとは別に、最近「タプー」でテンスモドキの幼魚が見られます。成魚は大して面白くもない魚ですが、幼魚のときはその形、模様がなんともへんてこで面白いのです。頭の上に二本アンテナのようなものが立っていて、水の動きに合わせてふわふわと泳いで(?)います。

 最後に一つ注意事項。「ハピ ティ」に巣をつくっているゴマモンガラがいます。通行には注意しましょう。ゴマモンガラに襲われたときは上に上がらず、後ろ向きにフィンで戦いながら水平 に泳ぎ去ることです。テリトリーから出ればもう襲ってきません。たまに笑い事ですまないことも起こりますが、こういうのにも遭遇するのもなかなか味がある ものです。魚たちもそれぞれ一生懸命生きているのだなあ、と実感する瞬間です。

中村裕子 Nakamura Hiroko
ネモワールド ダイビングセンター 
NEMO WORLD


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ボラ便り vol.6  2007年 12月08日

休暇から戻って、まず大変残念なニュースがありました。

ダイブサイト「ムリムリ」のアイ ドル、ナポレオンフィッシュのモモがスピアフィッシングの犠牲になってしまいました。いつもダイバーが行くと、向こうから見つけてきて、ずっと付いてきて くれてました。ダイバーと一緒にいるのが本当に好きな、かわいらしい子でしたが、もう会えないかと思うと本当に悲しいです。もともとは餌付けで人に馴らさ れて、その漁師が来たときもきっとモモのほうから寄っていったのでしょう。ダイブサイトでフィッシングというのも問題外ですが、これが人の勝手な都合で人 馴れさせてしまった結果なのでしょう。毎日ショップで流れるビデオの中のモモを見て、なんとも愛し悲しく思います。

一方で、ハピティにまた別のナポ レオンが登場しました。以前からたまに3匹ほど見かけることはあったのですが、最近モモより一回り小さいぐらいの、大物が現われ始めました。これは普通の ナポレオンなので、そう近寄ってくることはありませんが、以前より頻繁に見かけるようになりました。また、以前はめったに見られなかったレモンシャークも ハピティによく訪れるようになっています。

マダラトビエイの「トプア」。 10月11月とめっきり遭遇率が下がってましたが、流れがいい具合に変わってきて、再び見られるようになりました。先日も20枚ほどの群れに2度遭遇し、 そのうち一枚は恐れることなく私たちのすぐ前をゆったりと泳ぎ、ずっと付いていくことができ、かなり間近で見ることができました。このサイトには最近アカ エイもよく見られますが、どういうわけか、いつも一匹のテンスといっしょです。

いいニュースといえば、かつての「マンタポイント」、現在の「アナウ」がダイブサイトとして公式に復活したことでしょうか。ここ最近は2度に一度の確立でマンタに会えます。今日は5m級の大物に遭遇しました。

ボラでは、きっちり12月頭から 雨季に突入しました。ここ一週間毎日雨です。今日は久しぶりに曇りで、いい感じです。雨でもダイビングに支障がないかぎり、毎日潜ります。今は南西からの 風で、ムリムリなどは穏やかでとてもいいダイビングができます。ただ、今年はしっかり暑くなる前に雨季に入ってしまったので、水温が上がらず、まだ27度 前後です。

中村裕子 Nakamura Hiroko
ネモワールド ダイビングセンター 
NEMO WORLD


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ボラ便り vol.5  2007年 9月30日

人生最良の日 来た、来た、来た、来たあ〜〜〜!来ましたよ、ついにクジラが!
前号でクジラ目撃について触れましたが、あんなものではありません。一度目はムリムリ(北のサイト)の沖。1ダイビング中からクジラの声が聞こえてましたが、船にあがると沖に潮が吹き上がったではありませんか!! そらいけっ !てなもんで、ボートを走らせましたね。例のビデオマンも大興奮です。近づくとなんと3頭でした。前方に大きな背中が海面からせりあがります。尾びれが水面から突き立ち、沈んでいきます。「おおおお・・・!!」3頭はゆっくりと泳ぎながら北上していました。時々水面に現われては、また潜行します。私はボートの屋根にのぼって探しました。突然、ぶほっという息をはきながら、ボートの真横に浮上してきました!大きい!「ああああああ・・・・、ま、ま、でた!」人間、大きいものに遭遇すると、言語障害になります。ボラボラで見られるのはザトウクジラです。背びれが小さく、胸鰭がとても長い。そしておなか側が真っ白い。水面から見ると透き通った碧い水の下に体の白い部分が透けて見えます。3頭がボートの前に近づいた隙に私一人水に入りました。目の前を大きな一頭が泳いでいきました。ゆったりと体をうねらせて、あっという間にブルーの中に消えていきました。初めてクジラを自分の目で水の中で見ました。テレビで見るような光景です。10秒ほどのことでしたか、なんだかすごすぎて、夢でも見たようでした。私たちは約1時間ボートの上からクジラを楽しみました。 しかし、話はこれで終わらないのです。
その約一週間後、今度は約1時間一緒に泳いだのです!!3頭(親子と若いの)とずーっと途切れることなく、水の中で一緒に過ごしたのです。奇跡です。水の中といっても、もちろん私たちはスノーケルです。その日クジラの周りにはたくさんのボートがいました。はじめはゆっくり泳ぐクジラを距離を置いてついていきました。途中何回か数人が水の中にジャンプしましたが、クジラはすぐに水に潜ってしまいます。そうです、彼らはほんとに泳ぐスピードが早いんです。巨体をほとんど動かしていないように見えて、ほんの少しの動きであっという間に水の向こうに消えてしまいます。こっちはフィンをつけて、全速力で泳いでいますが、追いつくのはまず不可能です。
30分ほどそうしていたでしょうか。再びクジラがボートの近くに来たとき、みんな水に飛び込みました。3 頭はすぐ潜ってしまいましたが、水中で3頭が並んでまたゆっくり浮上してきたところが見えました!白いおなかをこちら側に見せて、本当にゆっくりと浮上しながら、私の視界から消えました。これだけでももうすばらしかったのに、なんとここで 3頭は進行を止めたのです!前方で潮があがったので、そちらのほうに全速力で泳いでいくと、再び3頭を水の中で確認!そこから約 1時間、彼らは私たちと一緒に過ごしたのです。
若いメス(だと思います)は大変 好奇心が強く、あがったり、下がったり、くるくる回りながら、何度も私たちのほうに近づいてきます。何度も目が合いました!一度など、ほんとに手を伸ばせ ば触れるところまで来たんですよ!心臓がどきどきして、何がなんだかわかりませんでしたね。ちなみにクジラにあまり近寄るのは気をつけたほうがいい。クジ ラの体の回りには強い海流が生まれます。うっかり巻き込まれかねません。それでも、やはり近づきたいのが人情ですね。
クジラのお母さんはさすがに警戒 を解きません。子供を必ず自分の体の影にして、あまり動かずじっとしていました。時々一緒に息を吸いに水面まで上がってきます。そしてまた水中で一緒に泳 ぐのですが、ときどき、何人かが素潜りで親子のほうに近づくと、お母さんは両手を広げて立ちはだかるようするのです。クジラは本当に子供を大切にします が、まさに目の当たりにしました。
それにしても、クジラがあんなふ うにくるくると遊びながら泳ぐものとは知りませんでした。とても好奇心が強く、遊び好きなんですね。横を向いたり、おなかを上に向けたり、水面からひれを 出したり、鼻先を突き出したり、とにかく普通の体勢で泳いでいることがほとんどない。明らかに私たち人間を意識していて、クジラが人間を見ているのです。 そして、明らかに魚とは違う胸鰭の動き。まさに手のような使い方です。黒と白の美しい流線型の体に、一度も開けることはありませんでしたが(開けたらさす がに怖い・・・)、目の下まである大きな口。その上の目。クジラと目を合わせることができるなんて、考えたこともなかった。
奇跡のような時間でした。水から顔を上げることも忘れ、クジラとの時間を過ごしました耳が水面下に入ると音は消えます。自分の呼吸だけ。青い静かな世界の、本当に美しい時間でした。
終わって、人間側は子供のようにはしゃいでました。
その日、風はなく、空は晴れわたり、空気は澄み渡り、オテマヌ山がすっきりとそびえ、遠くタハア、ライアテアも近くに見え、夕方、赤い夕日は雲のない水平線にとっぷりと沈みました。
完璧といっていいほど、それはすばらしい一日でした。

中村裕子 Nakamura Hiroko
ネモワールド ダイビングセンター 
NEMO WORLD


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ボラ便り vol.4  2007年 9月12日
今年は穏やかな乾季で、風も強くなく、雨も少なく、非常に暖かでした。寒がりの私は大いに助かりましたが、これも気象変動のひとつ、手放しで喜ぶわけにはいけません。
それにもう一つ、この時期には南からの風と海流に乗ってクジラがやってくる季節なのです。暖かでは、やってきません。そんなわけで、今年は出現がずいぶん遅れました。初見は8月下旬でした。
それはそれは大きな興奮が島を駆け渡りました。(海で仕事している者のあいだだけですが・・・)この時期一部のスタッフは船に携 帯を持ち込み、別の場所で出たという情報があれば、いち早く電話してもらい、現場に駆けつけるという技をやってのけます。残念ながらダイビングのインスト ラクターはそこまで勝手には動けませんが、皆さんの了解があれば、急遽ダイブサイトを変更することもありました。
しかしながら、私自身がクジラに 遭遇したのは少し遅れて、実はほんの二日前のことです。はじめ北で見たという電話がかかり、急遽サイト変更、現場近くのダイブサイトに向かうも、そこでは 見られませんでした。
一本目が終わりボートに戻ると、今はパスの近くを通って南下しているという情報が入っていたので、またまたパスの近くのポイントへ急 行しました。途中南から上がってきたボートがクジラのサインをし、南を指差したので、ますます私たちのボートは文字通り飛ぶように向かいました。タプを少し通り越した、少しおきのほうで、ついに潮があがるのを発見。あせる気持ちを抑えて、ゆっくりと近づいていきました。脅かしてはいけません。もぐっていってしまいますしね。2匹いました。大きな背中が水面に現われまた消えました。一番近い瞬間で約30mぐらいの距離でしたね。もうなんともいえませんでした。すぐにも水にジャンプして、そばに行って一緒に泳ぎたい欲求を抑えて、とにかくみていました。
出逢いはほんの2−3 分のことでした。それ以上行くと、途中でガソリンがなくなって、ショップに戻れなくなってしまう恐れがあったので、断念、2本目のポイントに戻りました。正直、泳いで戻らなくてはならなくても、エンジンがなくなるまで追いかけていきたかったんですが、お客様はまあ泳いでホテルまで帰りたいとは思われないでしょうから、しかたなかったですね。
もう一度、今度は水中で見られる日を楽しみにわくわくしています。
クジラのシーズンは10月ぐらいまでです。

中村裕子 Nakamura Hiroko
ネモワールド ダイビングセンター 
NEMO WORLD

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ボラ便り vol.3  2007年 8月09日
今年は穏やかな冬で、ここ1ヶ月非常に安定した天気が続いています。朝晩はさすがに冷えますが、風のない日中はほんとにいい陽気です。ただ水温は26度に落ちてきました。

ダイビングもいいコンディションで、最近いいニュースがあります。以前の「マンタポイント」、現在の「アナウ」にマンタが戻ってきたようで、目撃情報が増えてきました。ここ数日前から朝のダイビングにアナウに行くようになりました。

今日はその「アナウ」でものマンタととても素敵なダイビングができました。まず一枚を発見。しかし透明度は あまりよくなく、遠くにぼんやりとでした。とりあえず、頑張って、しかし静かに追跡しましたが、すぐに視界から消えてしまいました。がっかりしてダイバー のほうを振り返ったら、ダイバーのすぐ下に別のマンタが泳いでるではありませんか!このマンタは実にゆったりとしていて、たぶんクリーニング中だと思いま すが、非常にゆっくりと旋回しながら、再び反対の方向に泳いでいきます。私たちはそのあとをゆっくりを追いかけました。幸いとてもマナーのあるダイバーさんで、カメラをお持ちにも関わらず、絶対にガイドの前にはでない、という思慮でしたので、全くマンタをびっくりさせることなく、このあとなんと約20分ほども一緒に泳げたのでした。途中上に旋回したりしつつ・・・。いやはや、私もこれほど長くマンタと一緒に居られたのは初めてでした。このポイントはまだダイブサイトとして安定してはいないので、そうちょくちょくいくわけにはいきませんが、また「マンタポイント」が帰ってくればと願っています。

もう一つ、わくわくする情報。一週間ほど前にクジラ目撃の第一報が入りました。島の西側、ダイブサイト「タプ」付近で見られたそうです。これからクジラシーズン、一度でもいいから、近くで見てみたいものです。
では、またマンタ情報、あるいはクジラ情報が近々お届けできたらと思います。それではまた。

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ボラ便り vol.2  2007年 6月04日

5月末からに入り、ボートの上で体に当たる空気が少し涼しくなってきました。日のあたるところでじっとしてると、まだまだ暑いのですけれど。水温は27度です。

天気やダイバーさんの経験などの配慮から、あまりいかないムリムリというポイントでこの間すばらしいダイビングがありましたので報告します。

ムリムリは島の北、ちょうど空港の裏側にあるポイントです。深く、また海面が荒れることが多いので、経験者限 定のポイントです。北のちょうど角に当たるところなので、流れもあり、そのおかげで大物が見られます。普通でもここでのダイブはいいのですが、先日のはすごかった。私のダイビング経験のなかでもベストの一つになりました。

エントリーからいつものようにグレイリーフシャークがダイバーの周りをうろつきます。それから、またいつもの ように人懐っこいナポレオンフィッシュがダイバーによってきます。この日、いつもと違ったのは、メリディアンホテルで保護されていたカメを私たちの船から放したことです。しっかりマーキングされ、濡れたタオルに包まれて船に乗せられていたカメ(タイマイ)は水に入ると元気に力強く泳いでいきました。それを 追っていると、別のカメが横切りました。ムリムリではたいていカメの一匹二匹に遭えます。しかし、この日はそのあともまた別のカメが、また違うのが、とい う風に、おそらく違う5体のカメに遭えました。

さあ、エントリー直後から、サメ、ナポレオン、カメと素敵でめまぐるしい出逢いに興奮したダイバーたちとさらに深く24mポイントへ。砂地が広がりその先には暗いドロップオフが深い深海へと続いています。ここに最近グレイリーフシャークの子供が泳いでるという情報があったので、探してみたら、いました!50cmぐらいのかわいい子ザメが一匹。

ドロップオフの淵のあたりでは、普通は浅瀬で群れをつくっているギンガメアジのトルネード。

そこに、ここでは珍しいマダラトビエイが5枚ほど横切り、その先の深い青の奥のほうに、まだ何かの群れが見えます。

こうなったら、今日は少し深く行くぞ、ということで、30mラインまでいきました。

マグロの群れです。70cmぐらいの大きさのが群れで泳いでいきました。

30mラインを流していくと、今度はオニカマスの群れです。

さらにその下をまたマダラトビエイが横切り、そしてまたもやカメが食事している…

安全停止中はまたグレイリーフシャークにぐるぐる取り囲まれました。手を伸ばせば触れそうな距離です。(でもしてはいけませんよ)

いやはや、すごいダイビングでした。興奮して疲れました。

この日、同行のビデオマンはさらに深いところまでいき、マグロに囲まれ、また子ザメの群れも見たそうです。

実はその次の日もムリムリにいきました。前日ほどではありませんでしたが、それでもまたいいダイブで、このときは浅瀬で大きなギンガメの群れに遭遇しました。二つの群れが一瞬一体になり、私は完全にその輪の中にいました。サメがちょっかいを出していて、数匹のギ ンガメが追い払い作戦を展開しているとき、おそらくサメの一匹が急な攻撃を仕掛けたのだと思います。群れがバッと方向転換しました。(ほんとに音が聞こえ ました)それが私の方向だったので、ちょっと驚いてしまいました。

このところ、マンタポイントのパスは一ヶ月ほどご無沙汰で(透明度が非常に悪くてもぐれません)、タプーとトプアの繰り返しでしたが、(初めての人にはここも面白いのですよ。特にタプーはもう一つのベストサイトです)久しぶりにムリムリでの大興奮ダイブができま した。ほんとにいいところなので、いろんな人に楽しんでもらいたいところです。残念ながらボラボラにいらっしゃるお客様は1日だけのダイブ、というかたが多いので、なかなか行ってもらえません。せめて二日予定してくれていたらなあ、と残念に思います。

長くなってしまいました。

それでは、今回はここまで。

また次回もよろしくお願いいたします。


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ボラ便り vol.1  2007年 5月07日

 一週間降り続いた雨は今日ようやく上がり、今日素敵なダイビング日和になりました。ゴールデンウィーク中のことで、雨の間に滞在されたお客様には大変気の毒なことでしたが、お天気はどうしようもありませんからね。久しぶりの晴れの日に、ほんとに久しぶりにパス (マンタポイント)でダイビングができました!約一ヶ月近く水が全くにごっていたり、流れがとても速かったり、荒れていたりで、ずっと潜れなかったのですが、今日通りかかったら、久しぶりに水が澄んでいて、底が見える!当然予定を変更して、パスで潜りました。実際は澄んでいたのは15mぐらいまでで、その 下は約5mの透明度。どうかなあ、と心配しながら進んでいくと、いました、大きなマンタが一匹。透明度が悪いときに遭遇するということは、かなり近くで見 れるということ。こちらもゆっくり近づいていったので、向こうもゆったりしたもので、触れそうなぐらいまで近寄ってくれました!しかし、これは運がよかったので、一緒に潜ったもう一つのグループは見られなかったそうです。

 雨が過ぎて、気候がいよいよ秋に入ったような気がします。空気が少しすずしい。水温は雨のせいかもしれませんが、27度です。先日の雨のときは、気温のほうが低かったようで、水の中にいるほうが、暖かかったです。気温は天気、朝晩によって、24〜30度ぐらいです。

 ダイビングのコンディションはまだ変わりません。外海のほうは透明度がよく、ラグーン内のポイントではほぼ毎回マダラトビエイの群れが見られます。

 ダイビング以外では、昨日までのフランス大統領選で、投票日にはお酒が買えなかったりということがありましたが、選挙も終了し、そういうことももうないでしょう。意っぽいで、毎年7月に行われるフェスティバル「ヘイバ際」に向けて、島の人たちが、音楽、ダンスの練習を始めました。お泊りのホテルによっては、夜な夜な遠くのほうから、太鼓のリズムが聞こえてくるかもしれません。 7月ごろお越しのお客様には是非これを見て行っていただきたいと思います。毎晩コンペが行われるということです。

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初めての人も、ダイバーも、お気軽に!
「ネモワールド」ダイビング インフォメーション

 ボラボラ島の海を日本人スタッフが居る「ネモワールド」で!
 ネモワールドのスタッフはPADIインストラクターとフランスのANMPのインストラクターの資格を持つ、経験豊かなスタッフばかりです。日本人スタッフは今のところ一人ですが、フランス人スタッフも気さくで、憶えた日本語の挨拶を日本人のお客様に言いたくてうずうずしています。日本人スタッフが休みのときも、日本語の説明書を用意していますので、それを読んでいただければ、大丈夫です。

ショップ前ビーチと船着場
ネモワールドのショップ
スピードボート


日本人スタッフ・ひろこ
マネージャー・キャティ
ネモの仲間たち
ネモワールド ダイビングセンター
NEMO WORLD
BP503-98730 Bora Bora
www.nemodivebora.com
mail@nemoworld.pf
tel:(689)677 785
fax:(689)675 104




料   金   表    CFP (パシフィックフラン)
体験ダイビング
7,500
PADIオープンウォーターコース(海洋実習のみ)
1ダイブ
7,500
  4トレーニングダイブ
34,000
2ダイブ
14,000
  1トレーニングダイブ
8,500
6ダイブパッケージ
39,000
  ライセンス申請料
8,500
10ダイブパッケージ
60,000
  ログブック
2,200
リフレッシュ(スキル有)
9,000
※お泊りのホテルによってはコースができないことがあります。必ず事前にお問い合わせください。  
リフレッシュ(スキル無)
7,500
ナイトダイブ
9,000
※ナイトダイブはボラダイビングセンターでのみ受け付けています。 
※経験本数が20本未満で、ブランクが1年以上開いている方はリフレッシュをお受けすることをお勧めします。

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